かんとこうブログ
2020.12.14
“勝負の 3 週間”で週末の人出は変わったのか?
果たして”勝負の3週間”で国民の行動は変容したのでしょうか?関東地方における勝負の3週間の週末の人出を、いつものようにアグープのデータで見てみましょう。使用したデータは週末の15時頃の人出です。基準は、今年1月-2月の休日の平均値を100として数値で表しています。
これら関東地方の33地点の11月21日から12月13日までの推移を一言で言えば、横ばいです。総じて人出が横ばいだったことの最大の意味は、「この3週間には途中で感染拡大に伴い、Go Toトラベルの一部停止や営業時間短縮要請などさまざまな措置がとられメッセージが発せられたにもかかわらず、国民の大幅な行動変容を促すには至らなかった」ということだと思います。
ただし、12月13日にはひとつ大きな変化がありました。それは下段の右端にある箱根のデータで、ずっと高どまりだった人出が13日には大きく減少しました。観光に関して顕著な抑制が働いたのでしょうか?(一説には紅葉シーズンが終わった、師走で忙しいなどの声もありますが・・)
その他の地点については、東京都心と横浜を含むそれ以外の都市では様相が異なっているように思います。都心では、この3週間を通してかなり抑制されていのるのに比べ、それ以外の都市、とりわけ横浜ではあまり抑制されていないように思います。つまり東京へ行くという行動にはある程度抑制が働いているが、それ以外はそうでもないということです。
この先、どのような措置が取られ、メッセージが発せられるかわかりませんが、その影響度合いの尺度として、こうした人出のデータをフォローしていきたいと思います。