かんとこうブログ
2021.04.12
先週末の人出は、少し自重気味の感も
4月12日からの蔓延防止等重点措置の適用開始を前にした4月10日、11日の人出はどうだったのでしょうか?アグープの定点観測値で比較してみました。
https://corporate-web.agoop.net/pdf/covid-19/agoop_analysis_coronavirus.pdf
1月の緊急事態宣言発出以降、じりじりと上がり続けてきた週末の人出ですが、ここへきてさすがに増加傾向に歯止めがかかったように見えます。昨年の感染拡大前(1月~2月の休日の平均値)を基準にした数値がこの3週間ほど増えていません。目立って減ってはいませんが、増えてもいないということで、少し警戒感がでてきたのかもしれません。今日は、東京都と3県(埼玉、千葉、神奈川)の15時台の人出推移、東京都の実効再生産数、東京都の人出と実効再生産数のグラフから先にご紹介します。左のグラフは東京都とそれ以外の3県の人出の推移です。4月4・5日にくらべ若干ですが減少しています。ただし、真ん中の図の東京都の実効再生産数はいまだ上昇を続けています。新規感染者が減らない限り増え続ける理屈ですからしかたありません。また右の東京の人出と実効再生産数の相関係数もじわじわと上がり続けてきています。
東京都の18か所、3県の12か所、合計30か所の休日の人出(15時台)の推移を下に示します。ここにきて全体的に少し上昇傾向が停滞したように感じます。これが感染者減少に繋がってくれるよう切に祈ります。