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かんとこうブログ

2021.09.29

寺田倉庫が運営する日本一の画材店

昨晩、テレビ東京の「レべチ」という番組で日本一の画材店が紹介されていましたので、今日はそのことを書きます、番組タイトルの「レべチ」とは「レベルのがう人々」という意味らしく毎回すごい人たちが紹介されるそうです。今回紹介されたのは寺田倉庫が運営する日本一の画材店でなんと4500種類の顔料を取り揃えているそうです。

この日本一の画材店「Pigment Tokyo」について自身のサイトから写真と文章を引用してご紹介します。

PIGMENT TOKYOは、絵具の材料となる顔料や膠、絵を描くための筆や刷毛といった画材と、そこから生み出される色と表情に特化した研究所であると同時に、アカデミー、ミュージアム、ショップの側面を持つ複合クリエイティブ機関です。4,500色に及ぶ顔料をはじめ、200を超える古墨、50種類の膠など古今東西の希少かつ良質な画材を取り揃え、「画材」と、それらの「用法」、そして両者の組み合わせによって生み出される「表情」について独自のアプローチで研究・教育・普及活動を行っています。
URL: 
https://pigment.tokyo

またインキはじめ色材大手のDICとも協業をしており、同社の色材を個人向けに流通させることも行っているそうです。壁一面に並ぶ顔料は壮観です。番組では、当ブログでも紹介したことのある「ラスピラズリ(ウルトラマリン=フェルメールの青)」も取り扱い顔料のひとつとして紹介されました。この建物、あの国立競技場を設計した隈研吾氏の設計によるもので竹の簾をイメージした有機曲面で構成した現代的なデザインだそうです。(この項の説明と写真は下記サイトから引用)

https://www.japandesign.ne.jp/report/150728-pigment/

冒頭で単なる画材店ではなく、複合クリエイティブ機関であると自ら述べていることをご紹介しましたが、その言葉に違わず、ワークショップの開催などの活動も行っています。もちろん、専門知識を有するスタッフが常駐し、さまざまな相談にも乗ってくれるとのこと。

さてこの寺田倉庫、もちろん本業は倉庫業ですが、美術品専門倉庫や酒類専門倉庫などもあり、保管するものに合わせて温度湿度を正確に調整しているそうです。美術品倉庫には、美術品を専門に扱う「アートハンドラー」が、酒類倉庫にはソムリエがそれぞれ常駐しているとのこと。さすが超一流の倉庫は違います。

機会があれば、訪問したいと思っています。

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