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かんとこうブログ

2022.02.02

感染拡大はあともう少しでピーク?

先の見えない感染拡大のように感じる毎日ですが、日本の中でもすでに感染拡大から減少へ転じている県があります。沖縄と広島です。この2県の実効再生産数と新規感染者の推移から東京都の実効再生産数と新規感染者数の現在の状況をもとに、今後の推移を予測してみました。

まず実効再生産数と新規感染者数の両方のデータが入手しやすい東洋経済オンラインからデータをいただいて沖縄と広島における両者の関係を整理してみたいと思います。

沖縄県では間違いなく感染はピークアウトしています。感染のピークは遅めにみても115日と見て取れます。この時の実効再生産数は1.6でした。理論的に感染者が減少するであろう実効再生産数が1.0を下回ったのは、120日でこのときは明らかに新規感染者数は減少モードでした。

広島県でも感染のピークは126日でしたが、この時の実効再生産数は1.26でした。実効再生産数はおそらく21日に1.0を切ることになろうと思いますが、この時点では感染者は減少が始まっているように見えます。

翻って東京を見ると、さすがにまだ21日の段階でもピークは見えません。しかし実効再生産数は確実に減少モードに入っています。(下図:左下の図)

実効再生産数のグラフの110日以降を切り取って作図し、近似線を求めました。対数近似で高いR2乗値が得られました。この近似式で計算すると実効再生産数が1.0を切るのは210日とでました。

この2-3日毎日新規感染者数を更新しながら計算していますが、この210日という日は変わっていません。ということは感染がこのような感じであれば、遅くてもあと10日もしないうちに新規感染者数が減少し始めるのではないかと思われます。沖縄や広島の例からすれば、もっと早い時期に減り始めてもおかしくはないはずです。

これには異論があることは承知しています。曰く無症状者の感染者数が把握できていない、PCR検査が十分行われていない、云々・・しかしピーク時の沖縄や広島も同様だったのではないでしょうか?

楽観論ばかり書いてけしからんという批判は甘んじてうけますが、可能性の一つとしてくらいは挙げるだけの根拠はあるのではないかと思っています。

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