かんとこうブログ
2022.06.23
最新の実効再生産数は?
東京都において新規陽性者数が5日連続で前の週を上回ったというニュースがありましたので、全国と主要都道府県の最新の実効再生産数を調べてみました。引用元はいつものように東洋経済オンラインのコロナ特設サイトです。(下記URL)
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
全国の新規陽性者数については、下のグラフ(2月中旬から一昨日までの約4カ月間の推移)を見る限り減少傾向にあると言って良いと思います。
しかしながら、同じ期間の7実効再生産数を見るとほとんど1.0付近に張り付いて動かず、表現するとすれば「横ばい」という以外に適当なことばが見当たりません。
わずかにゴールデンウイークの最中と直後に動きがありましたが、その後はほぼ一定で、強いて言えば6月初めに極小値(0.9付近)を経てこのところわずかに増加傾向にあり、今後の動向が気にならないと言えば嘘になります。それでは主要な都道府県はどうでしょうか?
これまでの感染拡大期において常に先んじて拡大が見られた大都市圏などの都道府県をピックアップしましたが、首都圏と京都府がわずかに1.0を上回っているだけであり、感染が明らかに拡大しているとまでは言えない状況です。
昨日参議院選挙が交付されましたが、今回の選挙の争点としてはコロナ対策はあまり重要な項目とはなっていないようです。このまま急拡大なく終わってくれればよいのですが、過去2年はいずれも夏に拡大期を迎えました。選挙のことはともかく、ことしこそコロナを忘れて過ごせる夏を期待したいものです。