かんとこうブログ
2022.06.29
気になる東京の実効再生産数
先週主な都道府県の実効再生産数の数値を紹介し、まだ感染が拡大しているとは言えないと書きました。その後も前の週に比べて感染者数が増加する日が続きましたので再度日本全体と主要都道府県の実効再生産数を調べてみましたので、その結果をご紹介します。データの引用元はいつものように東洋経済オンラインのコロナ特設サイトです。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
全国の実効再生産数ですが、まだ1.02です。大まかにみればまだ1.0付近・・現状維持ということになりますが、6月初旬からみるとジワジワとその値が上昇しているのがわかります。最近1週間では1.0を超えてきました。
検査陽性者数と要入院治療者数です。新規検査陽性者数は全体で見れば減少傾向のように見えますが、ここ10日間あまりをよく観察すると、わずかながら上昇に転じているのがわかります。要入院治療者については、現時点でも横ばいというところでした。最後に主要都道府県の実効再生産数です。
気になるのは東京、神奈川の数値です。連休直後にもこの程度の数値になったことがありますが、今回の上昇は、急激な上昇ではなく、じわじわと少しずつ一定の上がり方です。このまま継続して上昇し続けるのではないかと思われます。選挙と物価高の陰に隠れて目立ちませんが、このままでは3年目の夏も感染拡大ということになるのではないかと危惧します。コロナはまだ終わったわけではありません。