かんとこうブログ

 金曜日の夕方まで待っていましたが、厚労省のサイトに発表が病床使用率の発表がありませんでしたが、土曜の朝には発表されていました。夜遅くまで仕事していただいたのだと感謝いたします。

8月17日現在の病床使用率は大まかに言って1週間前とほとんど変わりませんでした。おそらく入退院は相当数あったのではないかと思われますが、ほぼ動かないというのは、たまたま入退院のバランスが取れていたか、あるいはもうキャパシティーの限界でこれ以上受け入れられないのかどちらかですが、おそらく後者の方だと推測されます。その根拠は入院者数が第5波、第6波のピーク時を上回っていることです。確保病床数はそれほど増えておらず、病床使用率も過去のピーク時を上回っていることから、病床数に余裕はあってもスタッフなどの理由により受け入れられない状態になっていると推定されます。

8月10日から17日までの1週間の変化は下表に示す通りで、療養者数こそ減少したものの、病床使用率は0.2％減少、重病床使用率は0.3％増加しました。

各都道府県の状況をみても、病床使用率、重病床使用率とも1週間でほとんど変化のないところがほとんどでした。

8月17日時点の入院者数などの全国合計数を第5波、第6波のピーク時と比較した図を下に示します。

入院者数は過去のピークをすでに上回っていますが、重症者数はまだ第6波のピーク以下に抑制されている状況は先週と変わりません。

しかし、あくまでこれは8月17日のデータです。お盆明けにリバウンドして増えた新規感染者の影響はこれらの数値には反映されていません。週一回の報告頻度がもどかしく感じられます。