かんとこうブログ

 コロナのニュースが少なくなったような気がします。先週はまだ直近7日間の死者数が主要国の中では世界一であると紹介いたしました。今週はさすがに直近7日間の新規感染者数、死者数ともに世界1位の不名誉な称号は返上できているようですが、それでも両方とも世界2位でした。世界1位の国は、新規感染者数では韓国、死者数ではオーストラリアでした。いつものように札幌医科大学のコロナ特設サイトから引用した図を示します。

さらに日本国内の感染状況を、厚生労働省が週に一度発表する全国の療養者数、入院者数、重症者病棟入院者数、重症者数、死者数の週ごとの推移をみてもすべての指標で減少が見られました。先週までは死者数が僅かながら増加傾向にあったのですが、ようやく減少に転じました。

このあとも推移を見守りたいと思います。それにしても今回も政府主導のこれといった対策もなく、いつのまにか収束傾向に向かうというパターンでした。医療関係者のご尽力にはこころから感謝申しあげますが、政府に対してはそろそろ出口戦略を示してくれることを期待します。全数把握をやめることのみ議論されたようですが、いつどのような条件であれば、インフルエンザなみに扱うことができるようになるのか、せめて条件提示くらいはコロナ禍開始から2年半以上経過した行政府の責任であろうと思います。