かんとこうブログ
2022.11.16
経産省9月度確報にみる品種別塗料単価の動向
昨日日塗工から経産省9月度確報を受領しました。結果につきましては、組合員の皆様にはFAXで送付しておりますが、例月のように確報の品種別出荷数量と出荷金額から計算した品種別単価動向指数をご紹介します
アクリル樹脂塗料(常温乾燥型)とエポキシ樹脂塗料は引き続き上昇でしたが、アルキドメラミン樹脂塗料とアクリル樹脂塗料(焼付乾燥型)は横ばいとなりました。
ウレタン樹脂塗料、溶剤系全体、エマルション塗料、水系塗料全体では横ばいから下降傾向になりました。
路面標示塗料と粉体塗料は価格上昇傾向ですが、その他塗料は横ばい、シンナーはここへきてようやく一段落の兆しが見えます。
ここへきて全般的に一段落の傾向が強くなりました。ただし、原油が再上昇の兆しを見せていますのでまだ安心はできません。参考までに原油、ナフサ、ガソリン、灯油の単価推移を示します。(ガソリン、灯油は揮発油税抜きの価格で計算しています。)
ナフサ、ガソリン、灯油は一段落というところでしょうか?しかし、原油は再上昇の兆しを見せています。これらの指数値から見ると、まだ塗料の製品価格への価格転嫁は充分ではないようにも思えます。