かんとこうブログ
2022.11.18
あわよくば第8波はもう収束傾向?
ここへきて第8波の襲来が確定とされ、インフルエンザとのダブル流行が懸念されています。日々のコロナのデータを見ていて?と思うところがありましたので、それをご紹介したいと思います。それは実効再生産数の推移です。まずは下のグラフをご覧ください。データはいつものように東洋経済オンライン(下記URL)からの引用です。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
左が第7波の初期41日間、右が直近の41日間の実効再生産数の推移です。第7波の実効再生産数は、この期間でピークを迎えました。図の右上のピーク(7月11日~17日頃)が実効再生産数のピークであり、約1月後に新規感染者がピークに達しました。第6波の場合も、実効再生産数のピークが1月8日であり、その約1か月後に新規感染者のピークを迎えました。
さて、第8波の実効再生産数ですが、これまでのところ最高値は1.11と第7波に比べるとかなり低いレベルです。しかもこの2-3日でみると、実効再生産数が下がってきているのです。ひょっとしてこのまま下がってくれれば、このあと迎える感染者のピークの高さがかなり低いものになりはしないかと、数学的には期待することができます。
新規感染者の7日間の移動平均を第7波と第8波それぞれの初期41日間についてグラフ化し並べてみました。
第8波についてはすでに入り口に入ったと言われて久しいのですが、新規感染者の増加の仕方が第7波に比べて緩やかであることがわかります。感染が再拡大し始めた時点での新規感染者数は第8波の方が多かったのですが、その後の増加は明らかに緩やかであり、それは何よりも実効再生産数に現れています。
なんとかこのまま実効再生産数が小さいままで行ってくれないものかと淡い期待を抱かずにはいられません。そんなにうまくはいかないでしょうが・・