かんとこうブログ

本日未明、国連で国連総会の緊急特別会合が開催され、ウクライナが提出して日本などが共同提案国となっているウクライナの平和を求める決議案の採決が行われました。今日のブログは、ウクライナ国旗を掲げてウクライナの人々のための祈りとしたいと思います。

国連での投票結果は、賛成141、反対7（ロシア、北朝鮮、シリア、ニカラグア、ベラルーシ、エリトリア、マリ），棄権32でした。賛成こそこれまでの最多でしたが、反対は昨年の侵攻直後の５から７に増え、棄権もインドや中国といった大国が依然その立場を変えていないことを表しています。大国が関係した国際紛争における解決の難しさが浮き彫りとなりました。

1年前の今日、世界を驚愕させたウクライナ侵攻が始まりました。誰もが耳を疑ったこのニュースはやがて紛れもない事実であることが確認され、これまで人類が築きあげたと信じてきた平和の脆弱さと冷酷で悲惨な武力侵攻の映像が人々を震撼させました。

そして侵略はこの一年にわたり、世界中に大きな影響を与え続けながら、まだ終結の糸口さえ見えない長期的なものになってしまいました。

祖国で困難とともに苦しい日々を送っている人々、慣れない環境で不便な避難生活を送っている人々などすべてのウクライナの人々に一日も早く平和が戻ってくるように心から祈ります。