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かんとこうブログ

2023.04.14

チャットGPTになぜ青信号と言うのかを聞いてみた!

一昨日、なぜ「青」信号と呼んでいるのか?という話を書きました。今日は今話題のチャットGPTにこの質問をしてみた結果をご紹介したいと思います。実はチャットGPTを使うのは初めてでした。連日話題になっているので遅まきながら試してみたいと思っていました。というのも、自分がこうしてブログを書いているのもある意味、チャットGPTと同じことをしているのではないかという気がしてならなかったからです。ここでご紹介していることは、自分しか知らないことではなく、ネットにある情報を集めて編集しているに過ぎないわけで、まさにチャットGPTがしていることと同じではないかと思うのです。

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と前置きはこのくらいにして青信号についてチャットGPTに聞いてみた結果をご紹介します。

質問は「日本で緑色の交通信号を青信号と呼ぶのはなぜですか?」と聞いてみました。

チャットGPTの答えは以下でした。

日本で緑色の交通信号を青信号と呼ぶのは、歴史的な経緯によるものです。明治時代に日本で信号機が初めて導入された際には、赤色の信号が「止まれ」を表し、緑色の信号が「進め」を表すという決まりがありました。しかし、当時の日本語には、緑色と青色を明確に区別する言葉が存在していなかったため、緑色の信号も「青信号」と呼ばれるようになりました。

その後、日本語において緑色と青色を区別する言葉が定着したにもかかわらず、緑色の信号が依然として「青信号」と呼ばれ続けるようになりました。これは、既に定着していた呼び方が変更されることが困難であったためとされています。現在でも、日本においては緑色の信号を「青信号」と呼ぶことが一般的です。ただし、法律上では「緑色」とされており、交通法規上の文書においては「緑色」で表記されます。」

   

いかがでしょうか?結構いい線行ってるとも思えますが、少し怪しいところもあります。そこでもう一度同じ質問で答えを再作成してもらいました。2回目の答えです。

  

日本語において、「青(あお)」という言葉は、一般的に青色だけでなく、緑色も含む広い色域を表す場合があります。そのため、日本の交通信号においても、緑色の信号は一般的に「青信号」と呼ばれています

このような言葉の使い方は、日本語の歴史や文化に深く根付いています。古くから、日本語において「青」という言葉は、青緑色を表すだけでなく、黒色や白色なども含めた広い色域を表す用語として用いられてきました。そのため、現代の日本語でも、「青」という言葉が、広い範囲の色を表す一般的な語彙として使用されていますこのように、「青信号」という表現が日本語において一般的に使用されるのは、日本語の色観念や言葉の使い方の特徴に起因するものと考えられます。」

   

今度の答えは青と緑の関係についてさらに踏み込んだ内容になっています。1回目と2回目の回答を合わせると、説明すべきポイント(明治時代のいきさつ、言語上の背景)は一応回答されているようには思えます。ただし、明治時代に緑と青を区別する言葉がなかったというのは、誤りと言ってもよい情報だと思います。

    

一方で、一昨日のブログでは何と説明していたでしょうか? 説明部分を抜き出してみました。

  

日本に最初の信号機が日比谷交差点に設置された1930年の交通に関する法令では「緑信号」と書かれていました。しかし、信号機の設置を紹介する当時の新聞記事などで「青」と記された事により青の呼び方が広まったと考えられ、その後、法令も「青」と書き換えられた経緯があります。」

色の区分(カテゴリー)というのはそもそも白と黒から始まり、赤と青が現れ、赤から黄が、青から緑がそれぞれ分離するという過程をたどって増えていくというのが定説になっています

青と緑については日本では12世紀以前は区分けされていなかったものの、色としての見分けはできていたと説明されています。同様に13世紀までの英国では青と緑をあわせた「Grue」という言葉が用いられていたそうです。そして青と緑を合わせた「青カテゴリー」は、英国の「Grueカテゴリー」とともに、その概念が現代にまで引き継がれていると説明されています。すなわち、色認識としてはちゃんと区別していても、青と緑をあわせた「青カテゴリー」の概念が現在まで残っているため、「青葉」や「青信号」の表現に違和感を感じないのではないかと説明しています。

   

一昨日のブログでは、前半で直接的な理由を書き、後半でその背景を説明しています。自分のブログの方が正しいなどというつもりはありませんが、チャットGPTの回答に比べると、記述内容がより具体的である分、より明確なイメージが伝わるように思います。

   

一方で、チャットGPTが回答に要した時間は数秒であるのに対し、私が一昨日のブログを書くために費やした時間は4時間を超えています。この差は圧倒的です。これを利用しない手はありません。

   

まだ使い始めたばかりでよくわかっていませんが、使い方としては、まずチャットGPTに聞いてみてどんな情報があるのかを出してもらい、それを基にあたりをつけ、細かい情報を引き出してまとめるというような手順がよいのかと思います。いずれにしてもこのチャットGPTは面白いほど簡単にどんな質問にも答えをだしてくれるところは素直に感動的です。

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