かんとこうブログ

昨日、一昨日とGender Gap Reportの内容についてご紹介してきました。最後に「こうしたことはChat GTPなら数秒で調べてくれるかもしれない」と書いたのですが、実際どうなのか気になり調べてみました。

以下ChatGTPとのやりとりです。

最初に2023年のGender Gap Reportにおいて日本のランキングが低かった理由について聞きました。

ChatGTPの回答は、自分は2021年までの情報しかないので、2023年の結果について正確な情報がないという答えでした。

2021年の報告書であれば知っていそうだったので、今度は2021年の日本の順位が低い理由について聞いてみました。回答全文は本項の一番下に掲載していますが、要約すると以下の4つ　①政治的参画の不足　②職場での性別格差　③教育格差 ④家事・育児の負担　が要因であるという説明です。（回答全文は、最後にあります）

これら4つの要因に対する説明は、うまくまとまっており、新聞などの解説文として使用できるほどよくできていますが、具体性が乏しい印象は否めませんでしたので、さらに追加質問をしてみるころにしました。

4つの要因のうち最初に挙げられた政治的参画の不足について、もっと具体的に説明してくれと頼んだところ、以下3点を回答してきました。①日本の地方議会や国会における女性の議員数が少ないこと、②政治的な意思決定プロセスへの関与が少ないこと、③高位の政治的ポジションに就くことが少ないこと　が挙げられていました。（回答全文は最後にあります）

それぞれ正しいように見えますが、実際には地方議会の女性議員は考慮されず、高位の政治的ポジションは首相、州知事、大臣、国会議員だけが対象になっているようです。

この回答を見ると、ChatGTRは2021年のレポート全文の情報を把握していないようなので、質問してみたところ、やはりレポート全文（約300ページ）の情報はインプットされていないようでした。（回答全文は最後にあります）

なんだかChatGTPの粗探しをしているように見えたかもしれませんが、決してそういうつもりがありません。個々の回答は、よくまとまっておりGender Gap Reportの概要を理解するには十分だと思います。ただし、そこからさらに詳しいことを知ろうとしても、期待した回答は得られにくいように思います。何かを調べようとするときには、最初にChatGTPを使って全体像を頭にいれ、足りないところ、もっと知りたいところは自分で調べるというやり方がよいのではないかと思っています。

以下に回答の全文を示します。A2とA3を比べていただくとわかりますが、回答の深さが深くなっていく感じがしません。どこまで行っても抽象的な回答が繰り返させる印象を受けました。

しかしながら、何回も書きますが、数秒でこの回答が返ってくるのは、大変にAmazingと思います。