かんとこうブログ

今年も残すところ今日を入れてあと5日になりました。例年のように日本気象協会のサイト（下記接続先）から引用して2024年元旦の初日の出の時刻をご紹介します。

2024 初日の出スポットの時刻表 - 日本気象協会 tenki.jp

上図の白線は、日の出時刻が同じ場所を結んでいます。一般に東から順に夜が明けてくるのですが、この時期は太陽に対する少し地軸の傾きが大きくなっていますので必ずしもも経度が東にあるから日の出が早いという訳ではありません。

下表はさまざまな日本一早い（遅い）日の出が見られる場所の一覧表です。日本の領土で最も早く日の出が見られるのが南鳥島、離島を除き最も早いのが富士山頂、人間が住んでいる場所付近としては小笠原諸島父島の夜明山、離島と富士山を除き最も早いのが千葉県鴨川市の清澄山、離島を除いた平地で最も早いのが千葉県銚子市の犬吠埼となっています。一方、遅い方は、沖縄の與那国島が一手に引き受けています。

実は冒頭の図に書かれている日の出の等時刻線は、上でも述べたように夏至とは、線の傾きが全く違っています。夏の日の出時刻はほぼ経度できまり、最も早い納沙布岬と最も遅い與邦国島の時間差が2時間24分もあります。冬の場合には、最も早い南鳥島と最も遅い與邦国島の差は2時間4分と差が小さくなります。

年末から年始にかけては、異常とも思われるほどの暖かさになるようです。気温は高いものの、雨に注意とのことで元旦の初日の出が見られるかどうかは心配ですが、関東地方の平野部でもおおよそ7時前の日の出時刻であり、一年でも最も日の出時刻が遅い時季にあたっています。いつもと同じ時間に起きれば見れる人も多いのではないかと思います。

来年こそ良い年であってほしいと心から祈ります。本ブログ、年内は明日までになります。