かんとこうブログ

昨日、日系自動車メーカーから2月の生産台数が一斉に発表になりましたので、例月のようご紹介します。まずは、2024年2月の前年同月比、前々年同月比からです。

先月までとは一転して、前年同月比では国内生産で6社、世界生産で7社が前年割れとなりました。前々年同月比でも国内生産で5社、世界生産で5社が前年割れとなっています。比較的好調だった2023年後半とは様相が変わりました。

前年同期比を下回る会社が多かったことについて、報道では、国内についてはダイハツやトヨタ織機の認証不正問題や能登地震、降雪などの影響、海外については中国の春節の時期の影響が上げられていました。

2024年2月の生産台数と過去５年間の月平均生産台数との比較を下に示します。

ほとんど生産ができなかったダイハツは別としても、生産が全般に低調であることは否めません。コロナ禍のレベルを明らかに上回っていると思われるのは、日産、三菱、スズキの国内生産、スズキの世界生産くらいでしょうか？3月以降の生産に期待したいと思います。

それでは生産台数の推移を順に示します。

トヨタはこのところペースダウン、日産国内は上向き基調、世界は横ばい、ホンダは下降気味です。

スバルは大きくペースダウン、マツダは上向きに転じる気配、三菱は国内上昇傾向、世界は横ばいというところでしょうか？

ダイハツは3月から徐々に復活していくと期待されます。スズキはすでにコロナ前を超えて増産しています。

最後に2023年1月以降の前年比の一覧表です。2023年後半は前年比を下回るケースが少なくなっていたので、もうこうした表は不要かと思っていましたがそうでもないようです。

2024年2月は、2023年1月以降で最も前年同月比を下回る会社の数が多い月となりました。