かんとこうブログ
2024.07.09
6月の気温上昇も東高西低
例月のように6月の気温を平年値と比較してみました。
全国10都市の日ごとの平均気温と平年値(1991年から2020年の30年間の平均値)とを比較して示します。図中の数字は、毎日の平均気温と平年値の差の月平均です。
6月は月初に気温の低い時期がありましたが、それ以降は全国的に気温は高めで平年値を上回る日が多くなっています。その上回り具合は、しかしながら、都市によってかなり差があり、グラフからの印象も、そして図中の数字からも東高西低であることがわかります。
平年値との差だけでなく、平年越え日数も20日を上回る都市も多くやはり温暖化は進行しているとの印象が強く残ります。
これをグラフ化したのが下図です。平均気温だけでなく、日毎の最高気温、最低気温も東高西低であることがわかります。
5月も同様の傾向でした(下図参照)が、上の6月はそれがもっと強く出ています。
昨年12月以降こうしたデータをとってきていますが、12月と1月の2か月間はやはり弱いながらも東高西低傾向でした。
ただし2月はむしろ西高東低傾向でしたので、このところ一貫して東高西低であるとは言えませんが、東日本の気温上昇は気になりますのでしばらくデータを取ってフォローしたいと思います。