かんとこうブログ
2024.08.14
日本ペイントの第2四半期決算・・為替の影響がなくても売上増
8月8日に日本ペイントホールディングスから第2四半期決算が発表になりました。今日はその内容をご紹介したいと思います。詳細は下記URLよりご参照ください。
https://www.nipponpaint-holdings.com/ir/assets/files/name/20240808ir02_j.pdf
会社全体の短信ベースと実質ベース、および主要セグメントの実質ベースの売りげ、営業利益の一覧表を示します。
短信ベースでは、大幅な増収増益と言ってよいと思いますが、実質ベースでの主要セグメント別に見ると、日本が微減収微減益、アメリカが減益と苦しんだところも見られました。各地域ので総括は下記の一覧にまとめられています。
また上半期としての地域別の数字を下表にまとめてみました。下のグラフと合わせてご覧ください。
前年から売上が大幅増となったのは、NIPSEA(中国、中国以外)とBetek Boyaおよびアメリカでした。営業利益でもNIPSEA中国以外、Betek Boya,アメリカが前年比20%越えとなっています。
主要事業分野別としての、汎用、自動車、工業用の売上は以下のようになります。
全体としては汎用、自動車、工業用とも上半期では増収となりました。そうした中では日本の自動車の減収が特異的です。
すでに発表になっている世界のTOP3と比較して一覧表を作成してみました。 利益については各社それぞれの利益を示しているので、私にはよくわかりませんのでそのまま載せています。また為替も流動的な状態なので、それぞれの通貨のまま載せています。
ただ一つだけ言えることは、売上の前年度比で言えば、日本ペイントが他の3社を圧しているということです。それは短信ベースだけでなく実質ベースでも他を大きく上回っていると言えます。ただし、これも為替の影響もありますので、表面的にすぎないのかもしれませんが、冒頭の表で短信ベースの為替の影響を+11%と見ていますので、それを差し引いたとしても、他の3社よりは大きく売り上げを増加させていると考えられます。