かんとこうブログ
2024.08.16
日本の塗料製造上場会社の第2四半期決算・・・ほぼ増収
昨日の日本ペイントホールディングスに続き、日本の塗料製造会社が発表した決算内容についてご紹介したいと思います。データはすべて各社の決算短信からの引用です。
上場11社の発表内容一覧を示します。
毎回のことながら字が小さくて申し訳ありません。売上高については大日本塗料のみ微減収でしたが、他はすべて増収となりました。営業利益につきましては、大日本塗料、アサヒペン、イサム塗料が減益となった以外は増益でした。(神東塗料とアサヒペンは、前年の営業利益が赤字であり前年比が計算できないため空欄としましたが、両者とも黒字であり増益です)
各社に売上と営業利益の前年同期比のポジションをマトリックスで示します。
コロナ禍以降としては久しぶりに、ほとんどの会社が中央に並ぶようになってきました。売上の前年比が安定してきたということです。
来年3月時点での売上金額の予想です。概ね増収を見込んでいますが、藤倉化成と菊水化学工業が若干の減収を見込んでいます。今年度はここまで比較的順調に行っているように見えます。このところの円高傾向も原材料価格には好ましい材料と考えられますので、今後しばらくは順調に推移することを祈ります。