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かんとこうブログ

2024.10.18

9月は8月よりは良さそうですが・・業況観測アンケート9月の結果

一昨日、日塗工から業況観測アンケート9月分の結果を受領しました。8月の結果が大変に低レベルでしたので、少しは明るい見通しをと期待しましたが、金額の前年比でわずに100を超える程度で、大きな回復にはなりませんでした。まずは、一覧表からご覧ください。

前月からは全分野とも前年同月比がアップしましたが、全分野100超えとはなりませんでした。このところ乖離が続いていた金額と数量の差がどんどん縮まってきて、差がなくなりつつあります。経産省確報のデータでもそのようになってきています。価格高騰が落ち着いてしばらくたったことを示しています。(下図:業況観測アンケートの最新値は9月、経産省確報の最新値は8月)

これまで2018年の各月を基準(=100)とした需要分野別金額の累積指数をご紹介してきていますが、9月はこれまでの月よりも概ね順調で、全分野2023年には2018年超えを達成し、2024年でも落ちこぼれていません。上半期の締め月という事情もあるかもしれませんが、良い状況です。このまま10月も平穏であることを祈ります。

一方数量は厳しい状況が続いています。数量では需要を厳しく見るために純出荷の数値を使用しています。純出荷は経産省の確報データに付随してしか示されませんので、業況観測アンケートに比べて1か月遅れとなり、最新値が8月になりますが、既報のように8月は最低レベルでしたので、芳しくない結果となっています。各年の平均値でみても2024年は年度途中ではありますが、この6年で最も低い数値になっています。

2018年8月に対する2024年8月の数量は78.4%となりました。これは3月に続き2024年に入り2度目の70台です。数量に関しては今のところ低落傾向に歯止めがかかりません。

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