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かんとこうブログ

2024.11.07

10月も「とんでもなく暑かった」に近い暑さ!

9月の気温については、先月「9月はとんでもなく暑かった!」というタイトルで記事を書きましたが、10月の気温もそれに近いほど平年値とはかけ離れていました。

ここまで毎月気温の実測値と平年値を比較してきましたが、月の気温は平年値(1991年~2020年の30年間の平均値)に比べて平均で約2.5℃、新潟、名古屋、鹿児島では3℃以上も高くなっていました。まず各地の毎日の平均気温と平年値の推移をご覧ください。青線が年の観測値、赤線が平年値です。図中の数字は、日毎平均気温の平均値と平年値の平均値との差です。

10月も9月ほどではありませんが、ほぼほぼすべての日毎の平均気温が平年値を上回るようなありさまでした。図をひとつひとつ見てもほとんど平年値を交差するところは見当たりません。つまり平年値より高い状態がずっと続いていたという点では9月と似ています。地域的に見ると9月同様、西日本の方が平年値を上回る日数が多かったようです。

日毎の平均気温だけでなく、日毎の最高気温の平均値、最低気温の平均値も同様に非常に高い数値となりました。下図をご覧ください。すべての数値が平年値を上回っています。

9月と比べて異なるのは、平年値と比較して最も高かったのが日毎の最低気温であり、次いで日毎の平均気温、最高気温の順となりました。つまり、夏の間に蓄積された熱量が大きく、なかなか大地が冷えないため日毎の最低気温が高く、高い最低気温に引きずられて平均気温、最高気温が高かったのではないかと思っています。

例月の一覧表ですが、9月に比べると少し赤い濃い色が少なくはなりましたが、8月とは同じ程度に全般に色濃くなっています。

5月以降の10都市の平均値について平年値との差をグラフに示します。おおざっぱに言えば、平年値と比べて、5月は0.5℃、6月は1℃、7月と8月は2℃、9月は3℃高かったのですが、10月は少しは下がったものの2.5℃髙かったということになります。

ここから先は先月と同じことを書きます。平年値は1991年から2020年までの30年間の平均です。中間年は2005年になり、今から約20年前です。10月の平年値との差を例にとれば、20年間で2.5℃上がるということは、このままいけば100年間で12.5℃も上がってしまうということになります。もちろん実際にそこまで上がってしまうことはないでしょうが、とにかくの上昇の仕方は異常です。このまま上がり続ければとんでもないことになることはおわかかりいただけると思います。

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