かんとこうブログ
2024.12.16
経産省確報10月度結果
先週金曜日に日塗工から経産省確報を受領しました。組合員の皆様にはすでにFAXでご連絡しておりますが、例月に倣い補足データをご紹介します。
最も重要な出荷金額と出荷数量ですが、下図のようになっており、10月度においても今年度の定位置である「過去6年で金額は最高、数量は最低レベル」となっています。ただし、8月に比べると9月、10月は順にわずかではありますが高い位置になってきています。11月は例年10月からは数量、金額とも少なくなりますが、果たして前年比はどうなるか、注目です。業況ではわずかに前年を下回るとの予測がでています。
主要品目の単価の動向です。
あまり大きな変化はありませんでしたが、エポキシ樹脂塗料だけは明確に下がりました。
ここも大きな変化はありませんが、ウレタン樹脂塗料、エマルション塗料、水系塗料合計はここ半年ほど単価が下降傾向にあります。
ここも大きな動きはありません。原油、ナフサともここ半年程度価格が下降傾向ですが、シンナー価格には反映されていないようです。
長らく続いたガソリン、灯油に対する政府の補助金がまもなく終了となりますので12月からは価格が上昇すると思われます。
主要品目の指数値と単価の上昇幅のグラフです。左図の2021年1月=100の指数値では、高い順に、シンナー>アミノアルキド樹脂塗料>その他塗料>エポキシ樹脂塗料>アクリル樹脂塗料(常乾)の順となりました。単価の上昇幅では、高い順に、アミノアルキド樹脂塗料>粉体塗料>アクリル樹脂塗料(常乾)>その他塗料>ウレタン樹脂塗料の順となりました。