かんとこうブログ

先月は紹介する機会を逸した月平均気温ですが、今回2024年12月と2025年1月の2カ月分を一緒にご紹介します。

12月は昨年3月以来久しぶりに月平均気温が平年値を下回りました。比較的低温だったのは1月前半までで、1月後半は西日本を中心にかなり暖かくなり1月の月平均気温は、九州以南を除き平年値を上回りました。日毎平均気温、最高気温、最低気温とそれぞれの平年値との差の月平均を下図に示します。

12月と1月の各地のデータを下表に示しますが、昨年9月や10月のように平年値との差が2℃を超えたのは札幌の1月だけでした。12月は平年値との差の月平均が、ほとんど1℃以内に収まりほぼ平年なみでしたが、1月は北日本では、最高気温を中心に平年値との差が1℃を超えるケースが多くありました。ただし、上図のように昨夏に比べれば大したことはありません。

最後に各地の日ごと平均気温と平年値（1991年から2020年までの30年間の平均値）の推移を示します。

各図はそれぞれ各地の2カ月分の気温の推移を示しています。12月は全般に気温が低く、それが1月前半まで続き、後半は一挙に平年値を上回る日が続いた様子がよくわかると思います。図中の数字は左が12月の平年値との差、右が1月の平年値との差です。

2月については、前半はまちがいなく最強、最長寒波の影響で平年値を下回るのではないかと想像しています。