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かんとこうブログ

2025.02.13

スバルのグラフとその背景

最近テレビのコマーシャルの中に気になるグラフがありました。スバル車の安全性に関するグラフです。他社平均に比べて、重大事故発生率が大幅に低いというものです。コマーシャルの中でも他社平均とスバル車の事故率が大幅に違うことはわかるのですが、短時間しか映らないため、実際の数字までは読み取れず、一度じっくりと見てみたいと思っていました。そこでスバルのホームぺージにアクセスして調べたところ、目的のグラフをはじめ、最新の安全対策についていろいろと情報を得ることができました。思っているよりもはるかに安全対策は進化しており、死亡事故ゼロの日は近いのかもしれないと感じました。

まず興味の対象だったグラフをスバルのサイト(下記URL)から引用して下図に示します。

https://www.subaru.jp/safety/

   
   
左図がコマーシャルに登場するグラフであり、登録車(実際に走行している車で軽自動車は除く)の事故率(死亡を含め1か月以上の治療を要した交通事故件数)のグラフで、スバルを除く国内メーカーの平均とスバル単独について100万台あたりの件数の推移を示しています。さまざまな安全装置や安全意識の変化もあってか、事故件数が全体に減少してきていますが、スバル車の事故件数は明らかに国内メーカー平均よりも少なくなっています。グラフからスバルの事故指数(国内メーカー平均=100)を計算した各年度の推移を右図に示していますが、平均すると指数は59.9となり、他社平均に比べて約6割程度と重傷交通事故が少ないことが判ります。各年度でかなり差がありますので、そのあたりの解説があればもっと説得力があるのではと思いますが、いずれにせよ他社と比べての優位性は揺るぎません。
   
当然ながら、こうした重症事故率の低さには理由があり、スバルのホームぺージでは、膨大な説明資料を使って説明されています。すべてを説明するのはとても紙面がたりませんので、ここではボディをはじめさまざまな安全への配慮(下記URL)と「アイサイト」について簡単にご紹介するにとどめたいと思います。
   
   
   
ボディは全方位からの衝撃に備える「かご」型ボディであり、台車部分のプラットホームとともに高い衝突吸収性能を発揮すると説明されています。
   
車体についても想定されるさまざまな事故に対して数々の安全装置が組み込まれています。前面/後面衝突に対しては下図の装置/構造が備えられています。全く知りませんでしたが、エンジンやブレーキペダルは前面衝突時に運転手を傷つけない工夫がなされています。
   
   
側面およびオフセット衝突に対しては下図の通り、頑丈なかご構造の車体が搭乗者を守ります。
   
   
安全に対する配慮は、事故の相手にも及んでおり、歩行者の保護や相手の車への配慮もされています。
   
   
このほか、二次被害の抑制として、衝突を検知するとブレーキ制御をおこなうポストコリジョン・コントロールが採用されているとも紹介されていました。
  
こうした安全装置をくまなく適切に制御するためにも、これもコマーシャルで有名な「アイサイト」が備えられているのですが、この「アイサイト」は日々進化を続けているようです。
   
「アイサイト」のコアテクノロジー(中核となる技術)は以下のように紹介されています。
   

https://www.subaru.jp/brand/technology/technology/safety_preventive.html

   

コマーシャルでよく見る衝突防止ブレーキの他に、ご発進抑制、運転負荷のためのさまざまな運転支援は勿論ですが、交差点や前側方の衝突防止ブレーキ、衝突回避ハンドル操作など新しい機能も加わっているようです。解説しませんが、ひとつひとつ項目を読んでいただければ内容は理解していただけると思います。

  

しかし、「アイサイト」は安全運転の支援や視界の拡張、運転手認識などまだまだその応用範囲を拡張しているようです。(下図)運転手が行わなければならない操作の代行や支援、視界の飛躍的な拡張、運転者の認識などが紹介されています。

   

   

しかし、「アイサイト」はさらに拡張されているらしく「アイサイトX」なるものも紹介されていました。

   

アイサイトXの機能を見ると、手放し運転、道路状況を判断しての減速、ドライバーが運転不能に陥ったときに安全に車を停車させる装置など、もう自動運転がそこまで来ていることを感じさせる項目が並んでいます。他社と比較して、この安全/運転支援システムがどれほど進んでいるのかは私の判断できるところではありませんが、冒頭の重傷事故の少なさは、こうした安全システムが他社よりも優れていることの証明であるように思います。まだこれら以外にも紹介できなかったものがたくさん掲載されていました。興味のある方は是非スバルのホームぺージをご覧ください。

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