かんとこうブログ
2025.02.19
溶剤系主要塗料は価格上昇・・12月度経産省確報
2月17日に日塗工から2024年12月度経産省確報を受領しました。すでに組合員の皆様には送付しておりますが、例月の補足情報をお知らせしたいと思います。12月の出荷数量および金額は下図のように、2024年度の常態である、数量は過去6年で最少レベル、金額は最高レベルの路線を走っています。
さて単価情報ですが、11月の主要塗料品目の単価指数は以下のようになっております。大きな動きはありません。
いずれも値動きは大きくありませんが、全品目の単価が上がりました。
この4種では溶剤系が上がり、エマルションは下がっています。
この4種も大きな動きはなく、路面標示とシンナーが上がり、粉体とその他塗料下がりました。
原油ナフサ石油製品も大きな動きはありません。
原油がまた上がりました。ナフサは高止まりを続けています。ガソリン、灯油については政府の補助金が段階的に縮小され少しあがりましたが、今後もすこしずつ上がっていきます。
2024年12月時点での価格および価格指数の上昇幅です。(いずれも2021年1月=100)
左図の指数での上昇幅の大きいものは、シンナー、アミノアルキド樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、アクリル樹脂塗料(常乾)、その他塗料の順でした。右図の価格上昇幅の大きいものは、アミノアルキド樹脂塗料、アクリル樹脂塗料(常乾)、その他塗料、粉体塗料、(溶剤系合計)=エポキシ樹脂塗料の順でした。
明日は業況観測アンケート関係、明後日は経産省確報からの塗料原材料価格動向についてご紹介します。