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かんとこうブログ

2025.03.07

2月の気温・・昨年12月に続き平年値より低温

今年の2月は、最強、最長寒波に2度も見舞われ昨年12月以来の平年値を下回る低温になりました。気象庁のサイトから引用した全国10都市の日毎平均気温のデータを図に示します。図中の数字は平年値との差です。

2回の長い低温期間があったことが特に西日本のデータから明確にわかります。札幌ではそうした影響が観測されず、仙台や新潟、東京でもさほど顕著な低温ではありません。一方で西日本の広島、福岡、鹿児島では平年値との差が2℃以上もあり、月平均気温が平年値よりも2℃低いというのは、こうしてデータを調べ始めてから初の現象でした。

低温が西日本で顕著というのは平均気温だけでなく日毎の最高気温でも最低気温でも同様でした。平年値を超えた日数についても西日本では10日に満たない日数になっています。とは言え、これで多少は温暖化が緩和されたのかと言えばそんなことはありません。下図は昨年5月からの日毎平均気温とその平年値との差の月平均のグラフですが、2月がかなり平年値よりも低いとは言え、昨年夏から秋の高温続きに比べれば焼石に水状態です。

こうしたこれまでの気温から桜の開花が遅くなるのではないかと想像しています。桜の開花についてはまた日を改めてご紹介します。

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