お電話でのお問合せはこちら
TEL:03-3443-4011

かんとこうブログ

2025.06.20

業況観測アンケート5月の調査結果・・金高数低変わらず

6月17日、日塗工から業況観測アンケートの調査結果を受領しました。例月のように若干の補足データをご紹介します。直近13カ月の需要分野別指数の推移です。

5月の需要分野別金額では、前年比超えが船舶・構造物と木工だけでしたが、全体として辛うじて100を上回りました。数量は4月、5月と96台に留まっています。下図は全体数量と金額について、業況観測アンケートと経産省確報の比較です。

経産省確報がひと月遅れでデータが公開されますが、ここまでのところは、両者の統計はほぼ一致しています。

需要分野別推移を見る目的で、2018年の各月を100として、毎年の同じ月の前年同月比を累積しています。結果は月ごとに異なりますが、理論的には2018年を100とした現在の指数が示されています。ただしこれはあくまで金額のみの推移を表わしています。

5月は2020年の5月がコロナ禍第1波の直後で、最も需要が落ち込んだ月でした。しかしその後は他の月と同様に回復し、2023年には2018年の水準を超え現在に至っています。5月を見る限り、自動車と船舶・構造物が回復が順調のようです。木工は2025年5月こそ100を超えましたが、ぞれ以前が低調であり、唯一需要分野の中で2018年に及んでいません。

以上金額ではコロナ禍前に戻ってはいるのですが、数量はそういうわけにはいきません。下図は経産省確報の純出荷数量(確報の出荷数量から同業者向け出荷数量を日塗工が推計し除いたもの)について、2018年を100とした指数を表わしたものです。(確報は業況観測アンケートからひと月遅れなので4月が最新です)

数量では、残念ながらコロナ禍後も減少傾向が止まりません。今年も含め直近8年間で最低レベルであり(左図)、2025年のここまでの平均値は83.6と2018年の約5/6となっています。(右図)

冒頭の表にあるように、金額を見ていると何やら平年並みのようですが、数量では依然として心配な状況が続いています。

コメント

コメントフォーム

ブログ内検索

カレンダー

«6月»
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      

フィード

To top