かんとこうブログ
2025.08.01
少し回復傾向・・6月の自動車生産
一昨日に日系自動車メーカーから6月の生産台数の発表がありました。先月、5月の生産は低調だと書きましたが、6月は5月に比べると上向きと感じました。それでは例月ご紹介しているデータを順にご紹介していきます。
ダイハツが突出しているのは前年の低調さの反動ですが、先月前年割れであったトヨタが国内・世界ともプラスに回復、ホンダの国内が前年超え、三菱の国内が前年割れというのが先月からの変化です。
前前年比では、昨年の6月が全般に低調だったため、プラスはホンダの国内、スバルの世界、ダイハツの国内と世界、スズキの世界だけでした。このことは2023年から見ると2025年の6月の生産は全般的に少ないということです。
6月は暦年の上半期にあたりますので、2025年1-6月の生産台数前年比も示します。
特殊事情のあるダイハツを除くと、前年超えはトヨタ、ホンダの国内、世界と三菱の国内だけでした。
下図は6月の生産台数と過去6年間の月平均台数との比較です。なかなかコロナ禍の水準から飛びぬけることができずにいます。
続いて各社の生産台数推移です。
トヨタに加えて、先月まで低調だった日産とホンダが少し上向きでした。図中の点線は2023年、2024年の月平均生産台数です。
スバル、マツダが先月と比べて上向きとなりましたが、三菱は先月から下向きとなりました。
ダイハツの国内がひさびさに10万台を超えました。スズキがこのところ前年割れが続いています。最後は星取表です。
今年に入り、1月以来の国内、世界とも4勝4敗の五分の星となりました。6月の貿易統計では、やはり対米輸出の金額が大幅減でした。この勢いを継続してもらいたいものです。