かんとこうブログ
2025.09.16
経産省確報7月の調査結果
先週金曜日、日塗工から経産省確報7月度の調査結果を受領しました。例月のように補足データをご紹介します。
最初に出荷数量と出荷金額の過去6年間の推移をご覧ください。
赤線が2025年度ですが、数量は年度初めのこの6年間の最低から少し持ち直し、金額は過去6年の最高レベルをキープしています。このまま数量が多少なりとも上のレベルに行ってくれることを期待します。
主要品目の単価指数(2021年1月=100)の推移です。
このところ価格の上昇は一段落であり、大きな動きはありません。
こちらも全体としては落ち着いていると思われます。
路面標示塗料が大きく下がりましたが、過去にもあった程度なので様子を見たいと思います。
原油、ナフサ、石油製品ですが、原油は2022年のピーク以降価格低下傾向ですが、その割にはナフサは高止まりの感があります。ガソリンは10円/L、灯油は5円/L補助が出ています。
最後に主要品目の単価と単価指数の2021年1月からの上昇分のグラフを示します。
指数値では、高い順に、シンナー>アミノアルキド樹脂塗料>その他塗料>エポキシ樹脂塗料>水系塗料>エマルション塗料となりました。単価では高い順にアミノアルキド樹脂塗料>その他塗料>ウレタン樹脂塗料>アクリル樹脂塗料(常乾)=粉体塗料>溶剤系合計となりました。