先般来ご報告しております掲題の支援事業、本日その端緒となるキックオフセミナーが開催されます。すでにたくさんの参加申し込みをいただいており盛会になるものと思われます。
キックオフセミナーは、本日午後2時から4時まで、丸の内 トラストタワーN館19階 Fabbit会議室 丸の内 ホールA で行われます。プログラムは以下です。
第1部 基調講演 株式会社リソースプラス代表 小犬丸信哉氏                           時代を見据えた人材確保の取組~持続可能な企業づくりのために~
第2部 事業概要説明
第3部 パネルディスカッション コンサルティングの活用法と好事例                       パネリスト 小犬丸信哉氏、馬場正博氏(株式会社BBIC 代表取締役)
このキックオフセミナーを皮切りに、支援事業が本日より開始されますが、ここでもう一度、本支援事業につきましてその概要と意義についてご紹介したいと思います。
本支援事業は正式には、業界団体別人材確保強化支援事業(カスタマイズ支援)という名称で令和7年度から東京しごと財団が実施する事業です。最近の人手不足対策として東京都として人材確保支援を業界団体経由で行う試みがなされており当組合にも紹介をいただきました。この業界別支援事業は、人材確保において業界ごとに背景、情勢、問題点などに共通性があり、業界団体を通じて支援することがより効果的に多くの企業を支援できるのではないかという考えのもとで、その業界の事情に合わせて支援内容を組み立てる(カスタマイズする)ところに特徴があります。
これまでの当組合としての経緯ですが、最初は理事長、副理事長への説明、さらには企画委員会への説明を経て、企画委員会において、当組合として同事業に申請するべく、申請条件(東京都に拠点のある会社で、人材確保に関するコンサルティングを10社以上うけること)を満たすべく、東京都に本社・事業所のある組合員を対象に個別説明を実施することがけってされました。個別説明の結果、12社より参加表明をいただき、7月に正式に申請を行いました。申請に関しては、7月の理事会で正式に承認をいただいております。
  
組合として本事業に取り組むという判断がなされた理由は、以下の通りです。本支援事業では、前述の個社に対するコンサルティングだけでなく、組合および業界全体に対するセミナー開催や、業界PRツール作成、新卒者むけ合同企業説明会開催など広範囲な支援プログラムが用意されており、東京都に拠点のない組合員に対しても、さらには業界各社にもメリットを享受できる内容となっていること、さらには費用が全額、財団負担でなり、組合からの持ち出しは一切ないことなどが挙げられます。
  
具体的な支援プログラムは以下のようになっています。
このうち②採用・定着コンサルティング、③デジタル活用コンサルティングは東京都に本社、事業所のある組合員限定のプログラムですが、それ以外は、関塗工組合員すべてが対象となります。
   
7月18日に申請に伴う当組合へのヒアリング、8月の財団による審査を経て、8月28日に支援決定の通知をいただきました。本事業の実施期間は約1年7カ月と長丁場で、以下のスケジュールで実施していきます。プログラムの運営は、財団から委託をうけたパソナ(株)が担当します。
   
人材採用や定着などに関するセミナーや業界PRツール(動画など)、採用マッチングイベントについては全組合員が参加可能であり、必ずやお役にたてるものと考えております。
  
働き改革などで人手不足は深刻さを増しており、中小企業の人材確保は困難さを増しております。そうした中で、東京しごと財団様のご支援により、こうした事業を行うことは当組合だけでなく、塗料製造業、広くは塗料。塗装業界にとっても意義のあることではないかと考えております。本事業推進のため、皆様のご理解とご支援をいただきたくお願いを申し上げます。