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かんとこうブログ

2026.07.17

6月の石化製品生産量・・前年同月比100超え基調なれど前年平均は超えず

昨日の17時に石油化学工業協会から6月の石化製品の6月の生産数量が発表になりました(下記URL)。6月の生産数量と前月比、前年同月比および2025年1月以降の生産数量の一覧表をご覧ください。

https://www.jpca.or.jp/statistics/monthly/mainpd.html

   

発表された18品目のうち、前月比では、プラスが4品目、マイナスが14品目でした。一方前年同月比ではプラスが9品目、マイナスが9品目でした。(下図参照)前年同月比において石化製品の半分がプラスということは、6月の石化製品の生産は前年並みだったように思われますが・・・

前年同月比にくらべ前月比の方がマイナスの品目数が多かったのはいささか奇異に感じます。というのは前月比は今年5月との比較、前年同月比は昨年6月との比較で、中東情勢の影響を強くうけていたはずの今年5月よりも昨年6月の方が全般に石化製品の生産が少なかったことになるからです。

そこで塗料と比較的影響のある5品目について2025年1月からの推移をグラフにしてみました。

グラフにしてみると前年同月の2025年6月は平均的な水準よりも生産量が少ない品目が多いことがわかります。ナフサの供給量、払い出し量(下図)をみても。赤い三角でマークした2025年6月は前後の月よりも低い数量であることがわかります。従って石化製品の生産数量において前年同月比で半数の品目でプラスだったから前年並みの生産であったかといえばそうでもなさそうだと思われます。

上の5品目の生産量推移のグラフには前年年同月比と並んで対前年平均比も載せておきましたが、こちらは軒並み60~80%台でした。この数字の方が実感に近いような気がします。

こうした石化製品の供給見通しとして政府から示されているのは、今のところは下図が最新だと思います。一時期ホルムズ海峡の通行が自由となり滞留していた日本船舶のほとんどが通行できたと言われていますが、再び不透明な情勢になってしまいました。下図では6月以降も5月並みの供給が続くものと想定されています。トルエン、キシレンだけでなく石化製品の動向については依然として注視していきたいと思います。

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